多角化で業績アップ!ホテル旅館・観光業のかしこい新規事業の選び方を解説します!

こんにちは。ホテル旅館・観光業の青木康弘です。都市部や観光地に行くと混雑ぶりが凄まじいですね。国内観光客のリベンジ消費と円安・日本人気を背景にしたインバウンド増加の相乗効果で観光客は右肩上がりとなっています。

しかし、このまま順調な市場拡大が続くでしょうか?中期的に見れば、インバウンドや高単価旅行を除いて、宿泊旅行市場は縮小すると見込まれています。足元の状況に油断することなく、国内観光客をメインターゲットとした宿泊施設や観光施設は、既存事業にとどまらない様々な収入源を確保しておくことが望ましいでしょう。今回の記事では、有望とされる多角化分野を取り上げて収益アップを図る方法について紹介しましょう。

事業の多角化を進めるにあたり、市場成長が見込まれ、参入しやすい有望度の高い事業テーマを最初に検討すると良いでしょう。事業再構築補助金を主管している経済産業省が、応募された事業計画書をAI分析し、優れた事業テーマを公表しています。新規事業のアイデア出しの参考にすると良いでしょう。

宿泊業における有望テーマ

この資料によれば、有望度の高い事業テーマとして、ワーケーション宿泊客向けのサービス、設備を活用したデリバリーやレストラン対応、製造への展開、グランピングやキャンプ等アウトドア事業の展開、屋外やプライベート空間といった付加価値の高いサウナの新設、カフェ開設による観光客や地元客の取り込み、カフェやドッグラン等のペット同伴可能な施設の開業、などが挙げられています。地域によっては供給過多の状況になっているテーマもありますが、参入障壁が低く取り組みやすいでしょう。

参入難易度高いが、有望で魅力的な事業

市場成長が見込まれるものの、参入障壁が高い事業テーマとして、体験型施設の開設やツアーの企画、長期滞在顧客向けのサービス、遊休スペースを多目的スペースとして貸し出し、コテージ等の一棟貸し、日帰り客をターゲットにした施設開設やサービス提供、コインランドリーや洗濯代行サービス、貸別荘の提供や管理、スイーツや菓子の製造、などが挙げられています。自社の強みと新規事業のテーマに親和性があれば、ノウハウを活かして競争優位性を構築することが可能です。

いかがでしたでしょうか。新規事業は本業である宿泊業との相乗効果も期待でき、本業をより強靭に、魅力的な事業にしていくことができます。

新規事業に取り組むためには、参入する業種への深い知見やプロジェクト推進ノウハウ、幅広いネットワークが必要となります。弊社はこれまで数多くのプロジェクト推進を行ってきた経験を活かして、皆様の新規事業の成功のサポートをさせて頂きます。

どのような新規事業に取り組むのが望ましいかアイデアが欲しい方、多忙で事業計画が作成できない方、新規事業に取り組むにあたって補助金を活用したい方、銀行から融資を受けたいが進め方が分からず困っている方は、お気軽にご相談ください。