減収が続く大型温泉ホテルの経営改善|人を増やさず時間外労働を約3割削減し、経営者が休めるようになるまで
社長は、週に一度も休んでいませんでした。
地方の温泉地で長く愛されてきた、客室百数十室規模の大型ホテル。宴会場をいくつも備え、複数のレストランを館内に持つ、いわば一つの街のような施設です。その経営トップである社長と専務が、朝のフロントから夜の宴会対応まで、ほぼすべての時間を現場の作業に費やしていました。経営を考える時間は、どこにもありませんでした。
数字の上では、そのホテルはむしろ健全になりつつあるように見えました。借入金は年々減り、決算書の体裁は整っていく。けれども売上は、6期続けて落ち続けていたのです。当社がお預かりしたのは、「人手が足りないのか、それとも、人の使い方が間違っているのか」という、答えの分かれる問いでした。立て直しの最初の一手は、集客でも改装でもないところにありました。そしてその一手が、一年後、現場の時間外労働を約3割減らし、経営者がようやく休みを取れる状態をつくり出すことになります。
- 依頼者
- 地方の温泉地で大型ホテルを営むオーナー経営者(同族経営)
- 対象施設
- 客室百数十室・複数の宴会場とレストランを擁する大型温泉ホテル
- 業務内容
- 経営の現状診断(財務・業務・組織)/課題抽出と優先順位づけ/経営改善アクションプランの策定/実行モニタリング
- 当社の役割
- 6期分の損益・財務分析、部門ヒアリングと業務棚卸の設計・分析、設備投資の優先順位づけ、投資回収シミュレーション、改善計画の策定と実行支援
- 実施時期
- 2010年代後半(約1年)
- 主な成果物
- 現状分析報告書/業務棚卸分析/経営改善アクションプラン(WBS)/設備投資優先順位表/投資回収シミュレーション
- 着手前の状況
- 6期連続の減収。営業利益は黒字だが利息負担が重く、設備の更新は長く先送りされ、経営トップは週に一度も休めていなかった
- 主な成果
- 人員配置の再編と業務効率化により、現場の時間外労働を約3割削減。経営者が休みを取り、経営に向き合う時間を取り戻した
減収が続いていた
週あたりの休み
借入金
積み上がった設備更新
01.「人を増やせば解決する」という見立て
当社が相談をお受けしたとき、経営陣にはすでに一つの見立てがありました。現場が人手不足で疲弊している。だから人を増やせば、サービスも回復し、売上も戻るはずだ──というものです。実際、現場からは「今の人員では足りない」「もっと採用してほしい」という声が、繰り返し上がっていました。きつい職場だという評判が立ち、採用そのものにも影が差し始めていました。
この見立ては、決して的外れではありません。現場が限界に近いのは事実でした。けれども当社は、増員という結論に進む前に、まず数字と業務の実態を一度すべて並べてみることをご提案しました。経営改善のご相談で、当社が最初に申し上げるのはいつも同じことです。打ち手を決めるのは、現状を測り終えてからにしましょう、と。
そこで二段階の診断を設計しました。第一段階で、過去6期分の損益と財務の構造を読み解き、お金がどこで生まれ、どこで消えているのかを把握する。第二段階で、現場の業務を一つひとつ棚卸しし、誰がどの仕事に時間を使っているのかを可視化する。財務という上からの視点と、業務という下からの視点を、突き合わせるためです。
結論を先に申し上げれば、この診断の途中で、経営陣の見立ても、そして当社自身の見立ても、何度か覆ることになりました。
02.「健全に見える決算書」が隠していたもの
まず取り組んだのは、6期分の損益計算書と貸借対照表を、一枚の時系列に並べる作業です。一年ごとに見ていると気づきにくい変化も、6年を横一列に並べると、輪郭がはっきりと浮かび上がってきます。
最初に見えたのは、むしろ安心させるような事実でした。営業利益は、6期を通じて毎期黒字。借入金は着実に減り、6年間で約2割が圧縮されていました。金融機関から見れば、まじめに返済を続けている優良先に映ったはずです。
FIG.01
売上高と借入金の推移(直近6期)
借入金は6期で約2割圧縮され、決算書の見栄えは年々良くなっていました。けれども同じ6年で売上高も縮み続けています。獲得した資金は再投資にはほとんど回らず、その大半が返済に充てられていました。返済できていたのではなく、再投資する余力を失っていた——二本の線は、そう読むこともできました。
けれども、同じ図の上で、売上高もまた一本調子で下がり続けていました。そして貸借対照表を子細に見ると、もう一つの事実が見えてきます。この6年間、固定資産への大きな投資は、ほとんど行われていなかったのです。建物や設備は更新されないまま、減価償却だけが進み、帳簿上の資産は痩せていく。獲得した資金は、新しい価値を生むためではなく、もっぱら借入の返済に充てられていました。
これは、よく見られる事例です。利益が出ているうちに借金を減らすのは、一見すると堅実な経営です。けれども、売上が縮む局面で再投資を止めれば、施設の競争力は静かに落ちていきます。落ちた競争力は単価を押し下げ、単価の低下が再投資の原資をさらに細らせる。返済は進んでも、事業そのものは少しずつやせ細っていくのです。
03.先送りされた、6億円分の宿題
「再投資が止まっている」という財務上の推測を、現物で確かめる必要がありました。そこで、館内のすべての設備について、更新・修繕が必要な項目を一覧に書き出してもらい、当社で重要度と緊急度の二軸で整理し直しました。
並べてみると、その量に言葉を失います。空調システム、客室のエアコン、給湯配管、ボイラー、大浴場の熱交換機──施設を動かす基幹設備の多くが、すでに更新時期を過ぎ、あるいは故障を抱えたまま、だましだまし使われていました。更新が必要と判断された項目を積み上げると、その見積額は6億円を超える規模に達していました。6年間で約2割圧縮した借入と、ちょうど見合うほどの「先送りされた宿題」が、すでに積み上がっていたことになります。
設備の先送りは、単に古びるだけでは済みません。当社がこれまで数多くの旅館を見てきて痛感しているのは、こうした更新の遅れが、ある日突然の機械故障による営業停止という形で表面化し、しかもそのリスクは年を追うごとに高まっていく、ということです。さらにこのホテルでは、老朽化が「きつい職場」という評判にまでつながり、採用難という別の問題まで引き起こしていました。見えない負債が、財務にも、現場にも、同時に効き始めていたのです。
では、6億円超の更新に踏み切れるのか。利益は薄く、利息負担は重く、すぐに大規模投資を起こせる体力はありません。投資のためには、収益力を取り戻すしかない。けれども、その収益力は何に縛られているのか。問いは、財務から業務の現場へと移っていきました。
04.最も高い人件費が、最も安い仕事をしていた
第二段階では、現場の業務を一つひとつ棚卸ししました。当社が長年用いているやり方は、地味ですが効果的です。一人ひとりに一週間のスケジュールを詳細に記録してもらい、どの仕事に何分を使っているかを書き出す。そのうえで、その仕事は本当にその人がやるべきなのか、パートやアルバイトに任せられないか、そもそもやめてよい仕事ではないかを、一件ずつ仕分けていきます。
棚卸しを進めるなかで、現場とは別の場所に、もっと大きな歪みが見つかりました。まず飲食です。いくつかのレストランは毎日営業しているにもかかわらず、棚卸表の上では、ほとんどお客様が来ていない日が並んでいました。
FIG.02
飲食施設の席数と、実際に必要だった席数(月別)
需要が席数を上回ったのは、繁忙のひと月だけ。それ以外の月は、用意した席の半分前後しか埋まっていませんでした。施設を毎日開け続けること自体が、料理人の手も水道光熱費も、そのまま固定費として積み上がっていたのです。
必要だった席数を月ごとに並べてみると、需要が用意した席を上回ったのは、繁忙のひと月だけ。それ以外の月は、半分前後の席が空いたまま、それでも料理人を配置し、施設を開け続けていました。毎日開けるという慣習そのものが、人件費と水道光熱費を固定費に変えていたのです。
そして、棚卸しが暴いた最大の歪みは、経営トップの時間の使い方でした。社長と専務は週休0日で働きながら、その時間のほとんどを、部屋出しや宴会の現場対応といった、本来であれば他の人員でも担える業務に費やしていました。館の中で最も高い人件費が、最も安く代替できる仕事に張りついていたのです。経営を考え、改善を主導すべき人間が、その時間をまったく持てていませんでした。
05.採用は「現場を埋めるため」ではなかった
ここで、当初の見立てが反転します。「人手不足だから増員する」という常識的な処方箋は、このホテルでは正しくありませんでした。当社がこれまで数多くの現場で見てきたことですが、現場の「人が足りない」という声を一方的に受け止めて増員を続けると、人件費はいくらあっても足りなくなります。余裕を持ったシフトはさらに余裕を求め、固定費だけが膨らんでいきます。
必要だったのは、現状の業務量に人を合わせることではなく、業務そのものを設計し直すことでした。毎日開ける必要のないレストランは、予約や団体の入る日に絞る。半分しか使わない席のために料理人を毎日張りつかせるのをやめ、繁忙日には部門を越えて応援に回れる体制をつくる。売店やフロントも、時間帯に応じて人員のメリハリをつける。こうして生まれた余力を、本当に人を必要としている場所へ振り向ける──そういう発想です。
そして採用の最優先順位は、現場の頭数を増やすことではなく、社長と専務が担っている難易度の低い業務を、代わりに引き受けられる人材に置きました。経営トップを現場から一歩引き剥がし、本来の仕事——館全体を見て、商品を設計し、改善を主導する仕事——に戻ってもらうためです。
もう一つ、見過ごせない事実がありました。現場には「過去のやり方を変えることが良しとされない」空気があり、非効率だと分かっている業務でさえ、現場の判断ではなかなか止まりませんでした。やめてよいと現場に委ねるだけでは、変化は起きないのです。だからこそ、経営トップが現場を離れ、意思決定の主体として旗を振ることが、すべての施策の前提になりました。
06.立て直しには、順序があった
財務の診断と業務の棚卸しが交わったところで、立て直しの全体像が、一本の順序として見えてきました。
振り出しに戻れば、このホテルの根の問題は、先送りされた6億円超の設備更新でした。けれども、いきなり改装に踏み切ることはできません。改装には投資回収の見通しが要り、その回収は客単価を上げられるかどうかにかかっています。そこで、先送りされてきた約5億円規模の改装を題材に、客単価を変えたときに回収へ必要な客数がどう動くかを試算しました。
FIG.03
約5億円規模の改装を回収するために必要な年間客数
先送りされてきた改装に踏み切るとして、それを何人のお客様で回収するのか。客単価を2,000円引き上げるだけで、必要となる年間客数は約2割減ります。裏を返せば、工事の中身そのものよりも「客単価を上げられる商品設計ができるか」が、投資の成否を分けていました。そしてその商品設計を考える時間こそ、当時の経営陣には残されていなかったのです。
結果は明快でした。客単価をわずかに引き上げるだけで、回収に必要な客数は大きく減ります。つまり、改装の成否を分けるのは工事の中身そのものではなく、「客単価を上げられる商品をつくれるかどうか」でした。そして、その商品設計を担うべきなのは、ほかでもない経営トップです。けれどもその経営トップは、現場の作業に時間を奪われ、考える余裕を持てずにいました。
こうして、立て直しの順序が定まりました。まず、業務を設計し直して経営トップを現場から解放する。生まれた時間で、客単価を上げる商品設計とサービス改善に取り組む。上がった収益力が、先送りしてきた設備投資を回収可能なものに変える。更新された施設が、さらに単価を支える。売上を上げることからではなく、売上を上げられる体制をつくることから始める──それが、このホテルにとっての正しい順序でした。
─── ある大型ホテルの話、として読まれているかもしれません。けれども
本記事をお読みになりながら、ご自身の施設や、よく知る旅館・ホテルと重ねられた方も、少なくないのではないかと思います。減収が止まらない、利息の負担が重い、設備の更新が追いつかない、人手が足りず経営者自身が現場に出ずっぱりになっている──いずれも、外から構造を測り直し、順序を組み替えなければ、なかなか動かない種類の課題です。
当社はこうした経営改善のご相談だけでなく、設備投資計画やリノベーション計画、早期段階での事業再生まで、観光・宿泊産業の課題に幅広く伴走しております。次の章では、本記事をお読みくださっている読者層ごとに、どのようなご相談があり、当社がどう関与してきたかを整理いたします。
07.一年後、現場から「休めるようになった」という声が出た
計画は、棚に置かれませんでした。策定した経営改善アクションプランを、テーマごとの委員会に乗せ、担当と期限を決めて一つずつ実行に移していった結果、約一年後には、目に見える変化が現れていました。
もっとも象徴的だったのは、現場の時間外労働が、約3割削減されたことです。人を増やしたのではありません。毎日開けていたレストランを需要のある日に集約し、半分しか埋まらない席のために料理人を張りつけるのをやめ、部署をまたいだ応援体制を整える。繁閑に応じて投入する労働時間そのものを設計し直した結果、残業は自然と減っていきました。労働環境とコストが、同じ方向に改善したのです。
そして、当初の最大の課題だった経営トップの時間も、ほどけ始めました。社長と専務が担っていた難易度の低い業務を、人員配置の見直しと採用によって少しずつ移管していったことで、経営者がようやく休みを取れるようになり、館全体を見て改善を主導する時間を取り戻し始めたのです。週に一度も休めなかった経営トップが、現場から一歩引けるようになった——この変化こそ、立て直しの土台でした。
経営トップが、現場から一歩引いた
業務棚卸に基づく人員配置の見直しと採用により、社長・専務が担っていた難易度の低い業務の移管が進みました。経営者が休みを取り、館全体を見て改善を主導する時間が生まれました。
現場の時間外労働を約3割削減
需要に合わせた飲食施設の営業集約、部署をまたいだ応援体制、繁閑に応じたシフト運用により、増員に頼らず残業を圧縮。労働環境とコストを同時に改善しました。
改善が「会議体」で自走し始めた
料理・サービス・経費・企画といったテーマごとの委員会が定例で回り始め、現場の改善が一過性で終わらず、組織として継続する仕組みが根づきました。
設備投資が、優先順位の上に乗った
先送りされてきた更新項目を、重要度・緊急度と投資回収の見通しに沿って並べ替え、客単価設計とあわせて投資の方向性を定める土台ができました。
本業務の本当の意義は、課題を一覧にしたことではありません。人を増やさずに現場の負荷を3割軽くし、経営者が経営に向き合う時間を取り戻したこと——それが、6年動かなかったホテルに与えられた最初の一押しでした。立て直しとは、派手な一手ではなく、正しい順序を一つずつ実行に移していく地道な作業なのだと、あらためて感じた案件でした。
08.経営改善という仕事の核心
本業務を通じて当社が用いた、減収・収益力低下に直面した宿泊施設に対する経営改善の型は、次の五段階に整理できます。規模や業態が変わっても、当社が繰り返し用いているプロセスです。
複数期の損益・財務の構造を時系列で読み解く「上からの視点」と、現場の業務を棚卸しする「下からの視点」を突き合わせます。財務だけでも、現場の声だけでも、本当の制約は見えてきません。
「人手不足」「原価高」といった現場の実感の奥にある真因を特定します。手が足りないのか、人の使い方が間違っているのか。その切り分けを誤ると、増員や値下げといった逆効果の打ち手に向かいかねません。
抽出した課題を、影響の広がり・継続性・金銭的な大きさで評価し、優先順位をつけます。設備投資も同じ物差しに乗せ、いま手をつけるべきものと、待てるものを仕分けます。
立派な計画書も、誰がいつまでに何をするかが定まらなければ動きません。施策ごとに担当者と期限を割り当て、現場が自分の言葉で語れるアクションプランへ落とし込みます。
策定した計画を定例の会議体に乗せ、進捗を確認しながら回し続けます。外部が手を引いても、組織が自分たちで改善を続けられる状態をつくること——そこに、経営改善の本当の目的があります。
このプロセスの本質は、分析手法の精緻さではありません。経営者が、経営に向き合う時間と判断軸を取り戻すこと──そこに尽きると考えています。当社は、そのために経営改善のお手伝いをしています。
09.こんなご相談を、これまで頂戴してきました
本記事のような経営改善のご相談は、立場や状況の異なるさまざまな方からお預かりしています。代表的な五つの立場と、よく頂戴するご相談の輪郭を、参考までに整理しておきます。
旅館・ホテルを継いだ、オーナー経営者の方
先代から受け継いだ施設の売上が、少しずつ落ちている。何から手をつけるべきか、社内に相談できる相手がいない。
経営判断は、身近な親族や従業員には相談しにくいものです。第三者として財務と業務の両面から現状を整理し、打ち手の優先順位を一緒に組み立てます。専門的な視点を、経営の傍らにそっと添える役割と考えています。
減収・収益力の低下に悩む、既存施設の経営者の方
営業利益は出ているはずなのに、手元の資金は楽にならない。どこで利益が消えているのかを、客観的に知りたい。
複数期の損益・財務を時系列で分析し、利益が生まれる場所と消える場所を可視化します。原価・人件費・固定費の構造を、経営判断に使える形まで整理してご提供します。
設備の老朽化と、投資判断に悩むオーナーの方
あちこちの設備が更新時期を迎えているが、すべてに投資する余力はない。どこから、いくらかけるべきかが分からない。
更新が必要な設備を重要度・緊急度で整理し、投資回収シミュレーションとあわせて優先順位をつけます。客単価設計と投資計画をセットで考え、回収の見通しが立つ投資判断の土台を整えます。
人手不足と現場の疲弊に、直面している経営者の方
人を増やしても追いつかない。経営者である自分まで現場に出ずっぱりで、先のことを考える時間が取れない。
業務棚卸によって、誰がどの仕事に時間を使っているかを可視化します。増員の前に、業務そのものを設計し直し、経営者が経営に向かう時間を取り戻すための人員配置を一緒に考えます。
金融機関・支援機関で、事業性を見る立場の方
取引先の旅館・ホテルの将来性を、客観的な根拠とともに把握したい。再生の可能性と、その道筋を見極めたい。
特定の業者や金融機関の立場に偏らない、中立的な第三者として現状診断と改善計画策定を支援します。自力再生・スポンサー受入・事業承継・売却といった選択肢の棚卸しと、各案の事業性評価を整えます。
もし以上のいずれかが、ご自身や所属組織の現在の状況に近いと感じられましたら、次の章でご紹介する業務メニューも参考にしていただけるかもしれません。
10.ご相談いただける業務メニュー
当社が観光・宿泊産業向けに提供している業務のうち、本記事のテーマに関わるものを、ご相談の進め方の見当がつくよう整理しました。「自分の状況なら、どこからご相談できるか」をイメージしていただくための、ごく簡易な見取り図です。
いずれも、施設の規模・課題の複雑度・関係者の数によって関与の形を柔軟に調整しています。「自分の施設はどのメニューに当てはまるか分からない」「複数にまたがっている気がする」というご相談も多く頂戴しており、その整理自体を初回相談でお手伝いしています。
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経営が傾く前に現れる兆候、事業計画の組み立て方、設備投資の考え方など、本記事の前後で参照される実務記事をご用意しています。お問い合わせの前に、当社の関心や視点を確認いただくのにご活用ください。
経営改善のご相談で、私が最初に確認するのは、売上や原価の数字よりも前に、「経営者ご自身が、経営に向き合う時間を持てているか」です。館の中で最も高い人件費が現場の作業に費やされている限り、どんな施策も長続きしません。現場から一歩引いて全体を見渡す——その時間を取り戻すことが、立て直しの出発点になると考えています。本件でも、人を増やすのではなく人の使い方を設計し直すことで、現場の時間外労働を約3割減らし、経営者が休みを取れる状態をつくることができました。
株式会社アルファコンサルティング 代表 青木康弘立て直しは、順序から。
初回相談(60〜90分・無料・オンライン可)では、お手元の数字や課題を整理し、当社がどう関与できるかをその場でご一緒に考えます。特定の業務に絞った形ではなく、本記事のテーマに沿うご相談であれば、次のような論点を扱うことができます。
- 現状の経営状況・収益構造の整理(決算書や試算表をお持ちでなくても構いません)
- 「人手不足なのか、人の使い方の問題なのか」といった課題の切り分け
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- 想定される進め方(経営改善・業務改善・設備投資計画・事業再生等)のラフな見当
ご相談の際に、直近数期の決算書・試算表など、お手元の資料を共有いただけると、初回相談の密度が高まります。まだ何も整理できていない段階でのご相談も歓迎しております。
ご相談はこちら描いた構想を、
ともに、かたちに。
こうしたい、こう変えたい——経営者が描いた構想を、ともにかたちにしていくのが弊社の役割です。数多くの経営に寄り添ってきた立場から、依頼者の望むかたちを、いちばんに考えます。
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