募集は、出している。けれども、人は来ない。来ても、続かない。
ホテル・旅館の経営に携わる方にとって、これほど消耗する悩みはないかもしれません。求人広告に少なくない費用をかけ、待遇も世間並みに引き上げた。それでも応募が集まらず、ようやく採用できた人も、気づけば辞めていく。人手が足りないまま、現場は今日も回り続けます。
当社は、東京都と(公財)東京しごと財団が連携して実施した中小企業向けの支援事業のなかで、独立系の旅館からチェーンホテルまで、規模も成り立ちも異なる多くのホテル・旅館の経営層を支援しました。そこで見えてきたのは、「人が採れない」という悩みの正体が、募集の量ではなかったという事実です。
- 事業の枠組み
- 東京都・(公財)東京しごと財団が連携して実施した中小企業向け支援事業(団体別採用力スパイラルアップ事業/働き方改革・女性活躍推進)
- 実施時期
- 平成30年(2018年)〜令和2年(2020年)3月
- 対象
- 東京都ホテル旅館生活衛生同業組合などの業界団体を通じた、都内のホテル・旅館(独立系の小規模旅館からチェーンホテルまで)
- 当社の役割
- 経営層向けセミナーの企画・登壇、担当企業への月次コンサルティング(採用力強化/生産性向上/働き方改革/多様な人材の活躍)
- 好事例として掲載
- 担当企業の一社・ホテルマロウドチェーン(株式会社東都観光企業総轄本社)が、長時間労働の是正に成功した好事例として、財団発行の取組好事例集に掲載
- 主な成果
- 求人票の見直しによる人材確保/長時間労働の前年比約10%減(客室部門)/多様な人材が活躍できる職場づくり
(客室部門・前年比)
個別コンサルティング
規模・成り立ちの幅
好事例集に掲載
01.公的事業のなかで、多種多様な現場に立つ
当社がこの事業でお引き受けしたのは、経営層に向けたセミナーの登壇と、担当企業への月に一度の個別コンサルティングでした。東京都ホテル旅館生活衛生同業組合などの業界団体を通じて、家族経営に近い独立系の小規模旅館から、複数施設を展開するチェーンホテルまで、客層も立地も組織のかたちも異なる現場を支援しました。
規模も成り立ちもこれだけ違えば、抱える悩みもばらばらだろう。当初はそう考えていました。ところが、月次の面談を重ねるうちに、規模の大小を超えて、ほとんどの経営者が同じ言葉を口にすることに気づきます。「人が採れない」「採れても続かない」。労働集約型であるホテル・旅館にとって、必要な人員を確保できないことは、そのまま事業の死活問題に直結します。
けれども、話を丁寧に聞いていくと、悩みの輪郭は経営者が語るほど単純ではありませんでした。むしろ、その複雑さこそが、最初に解くべき問題だったのです。
02.悩みは「1つ」ではなく、絡まっていた
「いちばん困っていることは何ですか」と尋ねると、多くの経営者が、しばらく考えてからこう答えます。「採用も課題だし、長時間労働も直したい。定着も悪いし、ベテランが抜けた穴も埋まらない。けれど、何から手をつけていいか分からない」。
つまり、悩みは1つではありませんでした。採用・定着・長時間労働・多様な人材の活用といった課題が、互いに原因と結果になりながら絡まり合い、どこが入口なのか見えなくなっている。これは、特定の企業に限った話ではなく、担当したほとんどの現場に共通する構造でした。
FIG.01
「人が採れない」を分解すると見えてくる連鎖
「人が採れない」を募集量の問題と捉えると、求人費用が際限なく膨らみます。実際には、求人票のミスマッチを正すことが応募の質を変え、その先に定着、多様な人材の活躍という連鎖が続きます。担当した企業に共通していたのは、この連鎖のどこに手を打つべきかが整理されていない状態でした。
この図が示すように、「人が採れない」を募集量の問題として捉えてしまうと、求人費用は際限なく膨らみます。求人広告に毎月の経費をかけているのに思うように人が集まらない、という相談は、業界で繰り返し耳にしてきたものです。けれども、応募が集まらない原因は、多くの場合、出稿の量ではなく、その手前にありました。
03.「もっと求人を」では、解けない
現場に立つ管理職からは、しばしば「人手が足りない、もっと求人を出すべきだ」という声が上がります。その切実さはよく分かります。けれども、こうした声を一方的に受け止めて募集を増やし続けると、人件費も求人費用もいくらあっても足りなくなる。これは、長年さまざまな館を見てきたなかで、繰り返し確かめてきたことです。
もう一つ、見落とされがちな変化があります。近年の求職者は、給与の高さよりも、働きやすい環境を重視するようになっています。にもかかわらず、ホテル・旅館の求人票は「明るい職場です」「やりがいがあります」といった、どこの館でも書ける言葉で埋まっていることが少なくありません。これでは、自館が本当に求めている人物像も、求職者が知りたい労働条件も、互いに伝わらないのです。
そこで当社が担当企業と取り組んだのは、求人を「増やす」ことではなく、求人票を「作り直す」ことでした。働き方改革やワークライフバランスといった時代のニーズに応えつつ、自館が理想とする人物像が「応募したい」と感じる掲載内容・諸条件へと見直していく。入口でのミスマッチを減らすことが、結果として人材確保の成功につながりました。
04.絡まりを解き、優先順位をつける
とはいえ、求人票の見直しだけで、すべてが片づくわけではありません。経営者が抱える課題は、先に述べたとおり絡まり合っています。当社が個別コンサルティングでまず行ったのは、その絡まりを解くことでした。
具体的には、全従業員を対象に業務を棚卸しし、改善アンケートや現場の声を集めて、抱えている課題を一度すべて目に見える形に並べます。そのうえで、効果の大きさと、着手のしやすさの二つの軸で並べ替え、「まず、ここから」という一点を、経営者と共に決めていきました。
FIG.02
絡まりを解き、最短ルートを定める
多くの経営者が抱えていたのは「あれも課題、これも解決したい、けれど何から手をつけてよいか分からない」という状態でした。すべてを一度に変えようとすると、現場は動けません。全課題を棚卸しして可視化し、効果と着手しやすさで優先順位をつけ、まず一つに絞る。この順序そのものが、改善の最初の成果になります。
すべてを一度に変えようとすると、現場は動けなくなります。逆に、最初の一つで小さな成果が出ると、社内に「変われる」という手応えが生まれ、次の課題への着手がぐっと軽くなります。漠然と語られていた「いろいろな悩み」を、解ける順番に並べ替えること。この地味な作業そのものが、改善の最初の、そしてしばしば最大の成果でした。
05.採れても続かない ── 定着と、多様な人材
優先順位が定まると、次に向き合うべきは「採れても続かない」という、もう一段深い問題でした。せっかくやる気のある人材を採用しても、特定の部署の経験しかさせず、これまでのやり方を押しつけ、雑務ばかりを任せていては、成長の機会を奪い、早晩辞めていきます。「うちは優秀な人材が少ない」と嘆く前に、採用したあとの活かし方を見直す必要があったのです。
長時間労働も、定着を阻む大きな要因でした。とりわけホテル・旅館では、上長が帰らないと部下も帰れないといった「つきあい残業」が常態化しがちです。そこで担当企業では、業務の棚卸しを起点に、投入する労働時間に「ガイドライン」を持たせ、現場任せになっていた過剰なシフトを抑えていきました。
そしてもう一つ、当社が重視したのが、多様な人材が活躍できる職場づくりです。ホテル・旅館の人材不足は、一過性のものではなく構造的な問題です。管理職になるべき世代がそもそも薄く、かつて業界が人員削減を進めた時期に、人材が異業種へ流出してしまった。今から待遇を上げて募集をかけても、業界全体にベテランの絶対数が足りないのです。
だからこそ、今いる従業員の定着率を高めることに加えて、外国人材・主婦層・シニア層・障害のある方など、幅広い人材が活躍できる柔軟な組織づくりが鍵になります。本事業のテーマが「働き方改革」とともに「女性活躍推進」を掲げていたのも、この問題意識と重なります。当社は、他業界の事例も交えながら、誰もが働きやすい制度や仕組みへの見直しを、各企業と一緒に進めました。昔ながらの働き方を守ることが、伝統を守ることではありません。
06.働き方が変わり、人が残り始める ── ある好事例
採用の入口を整え、課題に優先順位をつけ、働き方と定着に手を入れていく。この一連の支援が、目に見える成果として結実した一社が、八王子を拠点にチェーンを展開するホテルマロウドチェーン(株式会社東都観光企業総轄本社)でした。同社も、人材不足に加えて離職率の高さ、長時間労働、有給休暇の取得率の低さといった課題が絡まり合い、どこから手をつけてよいか見えにくくなっていた現場のひとつです。
まず、長時間労働の是正と休暇取得促進をテーマとするセミナーを通じて、自社の現状を正しく把握するところから始めました。続く個別コンサルティングでは、従業員自身に「業務診断・改善提案シート」を作成してもらい、効率化できる業務や、部署内のコミュニケーションの課題を、現場の手で可視化していきます。そこから、部署内で月に一度のミーティングを継続する仕組みが生まれ、フロントが他部門のヘルプに入るなど、部門を越えた人材交流が動き始めました。
FIG.03
長時間労働の削減(ホテルマロウドチェーン 客室部門・前年比)
単位:前年の総労働時間を100とした指数
全従業員を対象に業務を棚卸しし、改善のポイントを一つひとつ洗い出した結果、ホテルマロウドチェーンでは客室部門の長時間労働が前年比で約10%減りました。部署内で月に一度のミーティングを続け、フロントが他部門のヘルプに入るなど、部門を越えた人材交流が生まれたことが背景にあります。求人を増やすより前に、まず今の働き方を整えることが、人材の定着にもつながりました。
その結果、客室部門では長時間労働が前年比で約10%減少しました。同社自身が「他の部門はまだこれから」と率直に語るように、これは完成形ではなく、着実な第一歩です。けれども、長時間労働が常態化していた現場で、前年より一割の労働時間を削るというのは、相応の組織的な工夫を要します。そして、削った時間は、従業員が自身の成長について考える余白に変わり、定着のしやすい職場へと、ゆっくり質を変えていきます。
─── 都内のホテル・旅館の話、として読まれているかもしれません。けれども
本記事をお読みになりながら、ご自身の館や、運営する施設と重ねた方も、少なくないのではないかと思います。採用しても定着しない、長時間労働が変えられない、ベテランが抜けた穴が埋まらない、何から手をつけてよいか分からない。いずれも、外から専門的な視点を添えなければ、なかなか整理のつかない課題です。
当社は、こうした人材・組織・生産性の課題に限らず、事業計画の策定、収益構造の改善、設備投資やリノベーション、事業承継・再生まで、ホテル・旅館経営の課題に幅広く支援しております。次の章では、本記事をお読みくださっている読者層ごとに、どのようなご相談があり、当社がどう関与してきたかを整理いたします。
07.公的事業のなかで、第三者に評価されたこと
同社のこの取組は、長時間労働の是正に成功した好事例として、東京しごと財団が発行する取組好事例集に掲載され、事業全体に向けて紹介されました。一民間コンサルティング会社の自己申告ではなく、公的な枠組みのなかで、客観的に評価された実績である点に、私たちは意味を感じています。
経営層に、すぐ使える形で
集合セミナーでは「生産性の高いホテルになるための実践的方法」をテーマに、規模を問わず取り組める考え方と、現場ですぐ使えるノウハウを複数回お伝えしました。他社の様子を知る機会の少ない企業や、新規参入したばかりの企業にも好評をいただきました。
一社ごとの事情に合わせて
月に一度の個別コンサルティングでは、企業ごとに異なる課題を棚卸しし、優先順位をつけ、共に決めたゴールへ最短ルートで向かう支援を行いました。セミナーでは扱えない、その館固有の事情に踏み込めるのが、個別関与の価値です。
採用から定着・多様性まで一気通貫で
求人票の見直しによる人材確保、業務効率化による長時間労働の削減、多様な人材が活躍できる職場づくりまで、入口から定着・育成までを切り離さず、一本の線として設計しました。
短期の支援でも、成果は残せる
約1年という限られた期間でしたが、課題を解く順番を間違えなければ、短期間でも目に見える変化を残せます。きっかけと、ちょっとした見直しで、現場の状況は大きく変わります。
この事業で私たちが確かめたのは、ノウハウそのものの新しさではありません。経営者が一人で抱えがちな悩みを、外部の専門的な視点で解きほぐし、解ける順番に並べ替えること。それが、止まっていた現場を動かす最初の一押しになる、ということでした。
なお、同じ(公財)東京しごと財団の支援事業を活用しながら、新規開業という局面で採用・定着・組織づくりに取り組んだ事例として、東京・日本橋で創業百三十年を超える老舗の全面建て替え開業を支援した「百三十年の暖簾を、回り続ける宿へ ― 老舗ホテルの建て替え開業支援」もご紹介しています。新しい建物は図面どおりに建っても、新しい組織は図面どおりには動きません。本記事と併せてお読みいただくと、当社の人材・組織支援の幅をご覧いただけます。
08.こんなご相談を、これまで頂戴してきました
本記事のような人材・組織・生産性のご相談は、立場の異なるさまざまな方からお預かりしています。代表的な五つの立場と、よく頂戴するご相談の輪郭を、参考までに整理しておきます。
旅館・ホテルの女将・経営者の方
採用しても続かず、長時間労働も直したい。課題が多すぎて、何から手をつけてよいか分からない。身内には相談しにくい。
課題の棚卸しと優先順位づけから、求人設計の見直し、業務効率化、定着率向上の施策まで、一館ごとの事情に合わせて支援します。経営判断に外部の専門的な視点を添える形で、無理のない順番を一緒に組み立てます。
複数施設・チェーンを束ねる経営層の方
施設ごとに労働時間や生産性のばらつきが大きい。全社で底上げしたいが、現場任せでは標準化が進まない。
各施設の業務量と投入労働時間を可視化し、シフトや業務分担のガイドラインを整備。生産性の高い運営を、属人的なノウハウから再現可能な仕組みへ転換する支援を行います。
事業を継いだ後継経営者の方
先代からの働き方を変えたいが、ベテランの抵抗が強い。評価や処遇の仕組みも旧来のままで、優秀な人材が定着しない。
人事評価・等級・処遇の制度設計、中間管理職の育成、世代交代に伴う組織づくりまで、現場の納得を得ながら段階的に進める道筋を整えます。
組合・地域の観光団体・行政の方
地域全体で人材難が深刻。個社の努力だけでは限界があり、地域ぐるみで採用力や働き方を底上げしたい。
経営層向けセミナーの企画・登壇、地域内の宿泊事業者向け勉強会、個社への個別コンサルティングまで、地域全体の歩調を揃える支援を、公的事業での実績をもとにお引き受けします。
もし以上のいずれかが、ご自身や所属組織の現在の状況に近いと感じられましたら、次の章でご紹介する業務メニューも参考にしていただけるかもしれません。
09.採用力・生産性向上支援という仕事の核心
本業務を通じて当社が確立した、ホテル・旅館の人材・組織・生産性に対する支援の型は、次のように整理できます。規模や成り立ちが異なる多くの現場で、繰り返し用いてきた五つの段階です。
全従業員を対象とした業務の棚卸しと改善アンケートにより、採用・定着・長時間労働・多様な人材の活用といった課題を一度すべて可視化します。経営者が漠然と抱えていた「いろいろな悩み」を、扱える対象に変える段階です。
並べた課題を、効果の大きさと着手のしやすさの二軸で整理し、優先順位をつけます。すべてを一度に変えようとせず、「まず、ここから」という一点を経営者と共に決めることで、止まっていた現場が動き始めます。
自館が理想とする人物像と、求職者が本当に知りたい労働条件の両面から、求人票と諸条件を作り直します。求人を増やすのではなく、入口でのミスマッチを減らすことで、合う人材の確保につなげます。
業務の棚卸しを起点に、投入する労働時間のガイドラインを設け、現場任せの過剰なシフトや「つきあい残業」を抑えます。少人数でも運営できる業務分担の工夫により、生産性の向上と労働環境の改善を両立させます。
人事評価や処遇の見直し、採用後の育成プログラムの整備、外国人材・主婦層・シニア層・障害のある方を含む多様な人材が活躍できる柔軟な組織づくりまで、人が残り、育つ仕組みを設計します。他業界の事例も積極的に取り入れます。
このプロセスの本質は、個々の施策の目新しさではありません。絡まった課題を解ける順番に並べ替え、入口から定着・育成までを一本の線でつなぐこと。そこに、この仕事の核心があると考えています。当社は、このために支援をお引き受けしています。
10.ご相談いただける業務メニュー
当社がホテル・旅館の人材・組織・生産性に関して提供している業務のうち、本記事のテーマに関わるものを、ご相談の進め方の見当がつくよう整理しました。「自分の状況なら、どこからご相談できるか」をイメージしていただくための、ごく簡易な見取り図です。
いずれも、施設の規模・組織のかたち・課題の絡まり具合によって、関与の形を柔軟に調整しています。「自分の館はどのメニューに当てはまるか分からない」「複数にまたがっている気がする」というご相談も多く頂戴しており、その整理自体を初回相談でお手伝いしています。
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新規開業という局面で採用・定着・組織づくりに取り組んだ事例として、東京・日本橋の老舗ホテルの全面建て替え開業支援をご紹介しています。本記事と同じ人材・組織テーマを、開業準備の現場から描いた姉妹記事です。
採用の入口だけを直しても、人は続きません。求人票、働き方、定着、育成。これらを切り離さず、一本の線としてつなぐこと。そして、経営者が一人で抱えがちな悩みを、解ける順番に並べ替えること。それが、人手不足という構造的な課題に対して、現場が今日から動き出すための、最も確実な一歩だと考えています。
株式会社アルファコンサルティング 代表 青木康弘悩みを、解ける順番に。
初回相談(60〜90分・無料・オンライン可)では、お手元の課題を整理し、当社がどう関与できるかをその場でご一緒に考えます。特定の業務に絞った形ではなく、本記事のテーマに沿うご相談であれば、次のような論点を扱うことができます。
- 採用・定着・長時間労働・多様な人材活用など、絡まった課題の棚卸し
- 「まず、どこから」を見極めるための優先順位の整理
- 求人設計・業務効率化・組織制度のうち、着手すべき領域の見当
- 類似する規模・業態の館での参考事例のご紹介
ご相談の際に、求人票や勤務シフト、組織図、就業規則など、お手元の資料を共有いただけると、初回相談の密度が高まります。まだ何も整理できていない段階でのご相談も歓迎しております。
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