旅館・ホテルの料飲原価率|料亭・レストラン・仕出し・会席の目安と管理術
こんにちは。ホテル旅館コンサルタントの青木康弘です。
ある旅館の女将から、こんなご相談を受けたことがあります。「取引銀行から、料理の原価率を25%以下に抑えるようにと言われた。けれど、それでは料理の質が保てない」。もっともなお悩みです。しかし実は、このやり取りにはある誤解が潜んでいます。同じ「原価率」という言葉が、まったく違う二つの意味で使われているのです。
原価率は、経営の良し悪しを映す大切な指標です。ところがその数字は、何を分母にするかで、20%台にも30%台にも変わります。この違いを知らないまま「原価率を下げよ」という言葉を受け取ると、料理の質を不必要に削ってしまったり、逆に採算の崩れに気づけなかったりします。
これは旅館に限った話ではありません。シティホテルのレストラン、ビジネスホテルの朝食、宴会や婚礼の料理でも、まったく同じ構造の悩みが起きます。
この記事では、料亭やホテルのレストラン、仕出し、会席料理など、提供形態によって原価率がどう異なるのか、その目安と、利益を残すための原価管理の実務までを、特定の業者と利害関係を持たない独立した立場から、できるだけ具体的にお伝えしていきます。
この記事を読むとわかること
- 1「原価率」には二つの意味がある(混同が損を生む)
- 2料亭・仕出し・会席など業態別の原価率の目安
- 3原価率が高すぎる・低すぎるとき、経営に何が起きるか
- 4原価率を正しく管理する実務(棚卸・仕入日計表など)
- 5原価率だけを追ってはいけない理由(質で勝つ)
こんなお悩みはありませんか
□ 銀行や顧問から「原価率を下げよ」と言われたが、判断に迷う
□ 自館の料理の原価率が高いのか低いのか分からない
□ 料亭・仕出し・会席の原価率の目安を知りたい
□ 低単価のプランの採算が合っているか不安がある
□ 原価率を下げると料理の質が落ちないか心配だ
▶ 本記事で、原価率を正しく読み解く「物差し」を手に入れましょう。

旅館・ホテルの原価率には、料飲部門だけで見る原価率(25〜35%)と、宿泊を含む総売上で見る食材原価率(18〜22%)の二つがあります。この二つを混同すると、料理の質を不必要に削ったり、採算の崩れを見逃したりします。
原価率とは、売上高に対して食材費(フードコスト)が占める割合のことです。たとえば売価1,000円の料理に300円の食材を使っていれば、原価率は30%となります。計算式は「食材原価 ÷ 売上高 × 100」で、飲食業ではこの30%前後が一つの目安とされています。
ただし、旅館・ホテルの経営で原価率を論じるときは、二つの異なる原価率が混同されがちです。この区別をあいまいにしたまま議論すると、現場に過大な負荷をかけたり、逆に問題を見逃したりすることになります。
料飲部門単独の原価率(フードコスト比率)
一つ目は、料理そのものの売価に対する食材費の割合です。会席料理、宴会料理、レストランの一品など、提供する料理単体で見た原価率がこれにあたります。「料亭の原価率」「会席料理の原価率」「仕出しの原価率」というとき、通常はこの料飲単独の原価率を指しています。水準としては25〜35%程度が目安となります。
施設全体の食材原価率(総売上ベース)
二つ目は、施設全体の総売上に対する食材原価の割合です。旅館・ホテルの場合、売上の多くを宿泊料金が占めます。宿泊料金には食材費がかかりませんので、料飲売上と宿泊売上を合算した総売上で割ると、食材原価率は見かけ上低くなります。料理にかかる原価だけを取り出して総売上と比べると、18〜22%程度に収まる宿が多いでしょう。総売上に対する食材原価率が25%を超えていれば、注意が必要な水準だとお考えください。
つまり、同じ宿泊施設でも「料理単体では原価率32%」「施設全体では食材原価率20%」ということが両立します。どちらも正しい数字です。問題は、銀行や顧問の会計事務所から「原価率を25%以下に抑えるように」と指導されたとき、それが総売上ベースの話なのか、料飲単独の話なのかを取り違えることにあります。料飲単独で25%以下を求められれば、現場は料理の質を大きく削らざるを得ません。数字を見るときは、まず「何を分母にした原価率か」を確認することが出発点になります。
→ では、料亭・仕出し・会席で、原価率の目安はどう違うのか。次章で業態別に見ていきます。
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原価率の目安は業態で異なります。一般飲食店・ホテルのレストラン30%前後、料亭・高級店25〜30%、会席(夕食)25〜35%、仕出し35%前後。提供形態ごとの構造を知れば、自館の数字を客観的に診断できます。
ここでは、料亭・仕出し・会席料理を中心に、提供形態ごとの原価率の目安を整理します。下表はあくまで一般的な水準であり、コンセプトや客単価によって適正値は変わりますが、自館の数字を客観的に把握するための物差しとしてご活用ください。
業態・提供形態別の原価率の目安
| 業態・提供形態 | 原価率の目安 | 特徴・留意点 |
|---|---|---|
| 一般的な飲食店 | 30%前後 | 食材費30%+人件費30%でFLコスト約60%が一つの基準 |
| 料亭・高級料理店(店内) | 25〜30% | 高単価で粗利を厚く取れる。あえて原価率を高め質で勝つ戦略もある |
| ホテルのレストラン・宴会 | 28〜35% | 客層と提供スタイルで幅。宴会・婚礼は単価が高く粗利を取りやすい |
| 会席料理(旅館の夕食) | 25〜35% | 泊食分離の料金設計の基準。低単価ほど採算が苦しい |
| 仕出し・宅配弁当 | 35%前後 | 容器・包材費が原価に乗る分、店内より構造的に高い |
| バイキング(ビュッフェ) | 30〜40% | 食べ放題ゆえ歩留まり・廃棄の管理が原価率を左右する |
| 旅館・ホテル全体(宿泊込み総売上) | 18〜22% | 宿泊料金を含むため見かけ上低くなる。25%超は注意 |
料亭・高級料理店 ― 高単価ゆえに粗利を厚く取れる
料亭や高級料理店は、客単価が高く、料理の付加価値で勝負する業態です。粗利率(売上から原価を引いた割合)は70〜75%、すなわち原価率25〜30%程度に設定されることが多くなります。ただし、繁盛している店のなかには、あえて原価率を高めに取り、料理の充実度を競合より際立たせて集客につなげているところもあります。原価率は低ければ良いというものではない、という点は後の章で改めて触れます。
ホテルのレストラン・宴会 ― 客層と提供スタイルで決まる
ホテルのレストランやバンケット(宴会場)の料理は、客層と提供スタイルによって原価率に幅が出ます。日常利用のカジュアルなレストランでは30%前後、コース主体の専門店ではやや高めになります。一方、宴会・婚礼料理は一件あたりの単価が高く、粗利を取りやすいため、原価率を抑えやすい傾向があります。ホテルは料飲売上の比率が旅館より高い施設も多く、レストラン・宴会・宿泊といった部門ごとに原価率を分けて管理することが、収益改善の出発点になります。
仕出し・宅配弁当 ― 容器代が乗るため構造的に高い
仕出しや宅配弁当の原価率は35%前後が目安とされます。店内飲食と異なり、弁当容器や包材の費用が原価に直接加わるためです。容器代は一個あたり十数円から二十円程度ですが、これが積み重なると原価率を数ポイント押し上げます。一方で、仕出し・宅配は家賃や人件費といった固定費が売上ほどには増えないため、高単価の商品ほど利益率が高まりやすいという特徴があります。
会席料理(旅館の夕食)― 泊食分離の料金設計の基準
旅館の夕食、すなわち会席料理の原価率は25〜35%を目安にすると良いでしょう(朝食は別に考えます)。泊食分離(宿泊料金と食事料金を分けて表示する料金体系)を導入する際には、この原価率が料金設計の基準になります。たとえば夕朝食(夕食と朝食を合わせた食事)の材料費が3,500円ほどであれば、原価率を30〜35%に収めるには、夕朝食料金を10,000〜11,500円程度に設定することになります。夕朝食料金は1泊2食料金のおおむね4割前後を占めますので、これは1泊2食で25,000〜29,000円程度の価格帯に対応します。
部屋食とバイキングの原価率は何が違うのか
「部屋食とバイキングでは原価率がどう違うのか」というご質問もよくいただきます。食材原価そのものは、同じ単価帯であれば大きくは変わりません。違いが出るのは原価の中身と、原価率以外のコストです。バイキングは食べ放題のため、人気のない料理の廃棄や食べ残しが歩留まり(仕入れた食材のうち実際に売上につながる割合)を悪化させ、管理を怠ると原価率が膨らみます。一方の部屋食は、廃棄は読みやすいものの、客室まで料理を運び、下げ膳する人件費が別途かかります。原価率だけを比べるのではなく、人件費まで含めた提供コスト全体で採算を判断することが大切です。
→ 目安が分かったところで、原価率が適正からずれると経営に何が起きるのか。次章で具体的に見ます。
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原価率が高すぎれば設備投資に回す利益が残らず、低すぎれば料理の魅力を損ない競争力が落ちます。とくに材料費が固定的にかかるため、低単価のプランほど原価率が跳ね上がり、採算が崩れやすくなります。
高すぎる原価率は、設備投資の余力を奪う
原価率が高すぎると、当然ながら手元に利益が残りません。たとえば1泊2食付き4万円の宿泊プランで、料飲原価が1万2,000円かかっていれば原価率は30%です。一見適正に見えますが、ここから人件費や水道光熱費などの諸経費を差し引くと、将来の設備投資に充てるべき利益がほとんど残らない、という状況に陥りがちです。この例では、料飲原価を9,000円程度に抑え、差額の3,000円を館内の飲料サービスや滞在体験の充実に振り向ける方が、宿泊全体の満足度を高めながら利益も確保できる、という考え方が有効です。
特に注意したいのが、旅館の低単価帯の1泊2食プランです。夕朝食の材料費が3,500円ほどかかる以上、1泊2食料金が低くなるほど、食材費の比率は跳ね上がります。たとえば1泊2食で15,000円を下回るプランでは、夕朝食料金が6,000円程度となり、材料費だけで原価率が5割を超えてしまいます。ここに人件費や諸経費を積み上げれば、提供するほど利益が削られ、採算が合わなくなりかねません。低単価プランを抱えている場合は、原価率だけでなくプラン全体の採算を点検することをお勧めします。
低すぎる原価率は、料理の魅力を損なう
逆に、原価率を下げることばかりに意識が向くと、料理の内容が貧弱になり、かえって競争力を失うことがあります。食材費が高騰している局面では、同じレシピを維持するだけでも原価率は上昇します。ここで安易に食材のレベルを落とせば、お客さまの満足度が下がり、結果として価格に見合わないと判断されてしまいます。原価率は、利益を守る指標であると同時に、料理の価値を映す指標でもあるのです。
季節変動と売値設計の落とし穴
見かけ上の原価率に振り回されない工夫も必要です。連休を挟む4月や12月は、月末の棚卸(在庫の数量と金額を数えること)をきちんと行わないと、仕入れた月と消費する月にずれが生じ、原価率が大幅に上昇したように見えてしまいます。これを実態と取り違えると、判断を誤ります。
また、原価を積み上げて売値を決めたために、相場と乖離してしまう失敗もあります。原価の高い食材を使い、それに見合う売値を設定したものの、施設のグレードからすれば高すぎて売れず、結局は値引きせざるを得なくなる。原価は高いまま売値だけが下がり、原価率が跳ね上がるという悪循環です。売値は原価の積み上げだけでなく、相場とお客さまの納得感から逆算して決めることが大切です。
→ では、原価率をどう管理すれば崩れを防げるのか。次章で具体的な実務を紹介します。
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原価率は、把握の仕組みを整えるだけで改善します。棚卸・仕入日計表・部門別の試算表・1会席あたり原価の四つが基本。日計表を入れただけで原価率が10%近く下がった例もあります。
原価率は、把握の仕組みを整えるだけでも改善します。ここでは、調理の専門知識がなくても取り組める実務を、四つの手順で紹介します。
原価管理の四つの実務
棚卸表を正確に作る
月末の棚卸で、食材費を計上する月と使う月のずれを防ぐ。納品書から品名・単位・単価を整理し、月末に数量と在庫金額を入力する。
仕入日計表で日々の原価率を見える化
業者別・食材別に毎日の仕入額を入力。前月末の棚卸額を加えれば、日々の食材原価率をその日のうちに把握できる。
部門別・タイムリーな試算表
レストラン・宴会・売店など部門ごとに原価率を分けて計上。翌月15日までに提出を受け、月次推移表で変動を追う。
「1食あたり原価」で考える
原価率は売上に左右されるため、調理現場では1食あたり(会席なら一膳、レストランなら一皿あたり)の原価を把握し、何円削減できるかを検討する方が改善につながる。
とりわけ仕入日計表は効果が大きく、業者別・食材別に毎日の仕入額を入力し、累計の総売上と比べることで、日々の食材原価率をリアルタイムに把握できます。月の途中で予算を超過しそうなときには、仕入れの抑制や食材内容の見直しを早めに指示できます。実際に、この日計表を導入しただけで食材原価率が10%近く下がった例もあります。

青木康弘(ホテル旅館コンサルタント)
数字は、見える化するだけで現場が変わります。日別の原価率が分かれば、無駄な仕入れに自然と気をつけるようになり、異常値もすぐ見つかります。原価率という結果を追うより、1食あたりの原価という、現場が動かせる数字で考えることをお勧めします。
→ 最後に、原価率を下げることだけが正解ではない、という大切な視点をお伝えします。
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原価率は下げれば良いものではありません。あえて原価率を高め、質で勝つ戦略もあります。大切なのは、改善すべきところを正したうえで、必要なところに食材費をかけて価値を高めることです。
ここまで原価率の管理を説明してきましたが、最後に大切な視点をお伝えします。原価率は下げれば良いというものではありません。
レストラン業界で成功している企業のなかには、あえて食材原価率を高くする戦略をとるところがあります。料理の内容を競合より圧倒的に充実させ、話題性のある店づくりを行えば、お客さまは自然と増えます。集客の核となる名物料理については、包材まで含めて原価率を高めに設定している繁盛店の例もあります。原価率の高い料理と低い料理を組み合わせ、全体で採算を取る考え方です。
大切なのは、単に食材費をかければ良いということではない点です。業者との価格交渉や仕入先の見直しといった改善を行ったうえで、必要なところには積極的に食材費をかけ、質を徹底的に高めていく。この順序が重要です。「単価がこの価格だから原価率はこの程度で良い」という既成概念にとらわれず、料理の内容・演出・サービスを総合して価値を組み立てている施設ほど、価格以上の評価を得ています。
なお、原価率に関連して、インボイス制度(適格請求書等保存方式)にも触れておきます。免税事業者から食材を仕入れている場合、仕入税額控除が認められる割合は段階的に縮小されており、2026年10月にはその割合が引き下げられる節目を迎えます。控除しきれない消費税は、実質的な仕入原価率を押し上げる要因となります。最新の控除割合と経過措置の期間、そして主要な仕入先が課税事業者かどうかを、一度確認しておくと良いでしょう。
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よくあるご質問
Q原価率は何パーセントが適正ですか。
A業態と分母によります。料飲部門単独で見れば25〜35%、宿泊を含む総売上で見れば18〜22%程度が目安です。「原価率を下げよ」と言われたら、まずどちらの分母の話かを確認してください。
Q会席料理の原価率の目安を教えてください。
A会席料理(旅館の夕食)は25〜35%が目安です。夕食と朝食を合わせた夕朝食の材料費が3,500円ほどであれば、原価率30〜35%に収めるには夕朝食料金10,000〜11,500円程度が目安となります。
Qホテルのレストランの原価率の目安は何パーセントですか。
A客層と提供スタイルによりますが30%前後が目安です。宴会・婚礼料理は単価が高く粗利を取りやすいため、原価率を抑えやすい傾向があります。レストラン・宴会・宿泊と部門別に管理することが、収益改善の出発点です。
Q仕出しが店内提供より原価率が高いのはなぜですか。
A弁当容器や包材の費用が原価に直接加わるためです。仕出し・宅配弁当は35%前後が目安で、店内提供より数ポイント高くなります。ただし固定費が増えにくいため、高単価ほど利益は残りやすくなります。
Q原価率を下げると料理の質が落ちないか心配です。
A原価率は下げれば良いものではありません。仕入れの見直しなど削れる無駄を正したうえで、必要なところには食材費をかけ、質を高める方が健全です。あえて原価率を高めて質で勝つ戦略もあります。
Q低単価のプランは、なぜ採算が合わなくなるのですか。
A夕朝食の材料費が3,500円ほど固定的にかかるため、1泊2食料金が低いほど原価率が跳ね上がるからです。15,000円を下回ると材料費だけで原価率が5割を超え、人件費を加えると赤字になりやすくなります。
用語の整理
この記事で出てきた主な用語
原価率
売上高に対して食材費(フードコスト)が占める割合。食材原価÷売上高×100で求めます。
フードコスト比率
料理の売価に対する食材費の割合。料飲部門単独で見た原価率で、25〜35%程度が目安です。
総売上ベースの食材原価率
宿泊を含む施設全体の総売上に対する食材原価の割合。旅館・ホテルでは18〜22%程度に収まります。
棚卸
在庫の数量と金額を数えること。月末に行わないと原価率が実態とずれて見えます。
仕入日計表
業者別・食材別に毎日の仕入額を入力する表。日々の原価率をリアルタイムに把握できます。
泊食分離
宿泊料金と食事料金を分けて表示する料金体系。会席料理の原価率が料金設計の基準になります。
歩留まり
仕入れた食材のうち、実際に売上につながる割合。廃棄や食べ残しが多いと悪化します。
さいごに
料亭・仕出し・会席料理の原価率について、なぜ二つの意味があるのかという話から、業態別の目安、原価率が崩れたときの影響、管理の実務、そして原価率だけを追ってはいけない理由まで、整理してきました。いかがだったでしょうか。
冒頭の女将のお悩みを、思い出してください。銀行が言う「原価率25%以下」が総売上ベースの話なら、料飲単独で30%台でも何ら問題はありません。必要だったのは、料理の質を削ることではなく、どの分母の原価率かを見極める一つの物差しだったのです。自館の数字を正しく読み解けば、利益を守りながら、料理の価値も保つことができます。
読了後の3ステップ ― 今日からできること
1. 二つの分母で原価率を出す
自館の食材原価を、料飲売上に対してと、総売上に対しての両方で計算してみましょう。
2. 業態別の目安と照らす
料飲単独25〜35%、総売上18〜22%という目安と比べ、自館の現在地を確かめましょう。
3. 仕入日計表で見える化する
業者別・食材別に毎日の仕入額を記録し、日々の原価率を把握する仕組みを整えましょう。
「自館の原価率が高いのか低いのか、まず知りたい」――その一歩から、ご一緒できます。

弊社アルファコンサルティングでは、旅館・ホテルの料飲部門の原価分析や、部門別の収益構造の見直し、料金体系の設計支援を行っています。観光経済新聞でのコラム連載を通じて積み重ねてきた現場の知見をもとに、貴館の数字を一緒に読み解き、利益の残る料飲運営へと整えるお手伝いをします。
株式会社アルファコンサルティング 代表 青木康弘あわせて読みたい関連記事
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「原価率が高いのか低いのか分からない」「銀行に下げよと言われたが質を守りたい」「低単価プランの採算が不安」――そうした段階からのご相談を歓迎します。中立的な立場から、御館の料飲の収益構造を一緒に見立てます。
- 料飲部門の原価分析
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料飲の原価・収益改善について無料相談描いた構想を、
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