補助金の実施期間と後払い|立替資金とスケジュールの注意点

こんにちは。ホテル旅館コンサルタントの青木康弘です。
補助金に採択された。よし、さっそく工事を発注しよう。実は、これが命取りになることがあります。
補助金には、守るべき時間の決まりが、いくつもあります。動き出すタイミングを誤ると、せっかくの補助金が、まるごと対象外になることもあります。今回は、補助金の実施期間と、お金の出入りについて、つまずきやすいところをお話しします。
- 「採択された、さあ発注」が危ない
- 期間内に、支払いまで終える
- 完了したら、30日以内に報告
- 補助金は、後払い ― 立替資金を忘れない
- だから、最初に時間とお金の計画を引く
「採択された、さあ発注」が危ない

いちばん多い、そして取り返しのつかない失敗からお話しします。採択の知らせが届くと、うれしくて、すぐにでも工事や設備の発注をしたくなります。ですが、ここで動くと、補助金が受けられなくなることがあります。
「採択」と「交付決定」は、別のものです。採択は候補に選ばれた段階、交付決定は正式に補助が決まった段階。この間に発注してしまう事故が、実によく起きます。気持ちははやりますが、決定の通知を確かめてから動いてください。
期間内に、支払いまで終える

無事に交付決定が出ると、補助事業の実施期間が始まります。この期間のうちに、発注し、納品を受け、確認し、支払いまでを、すべて終えなければなりません。
見落としがちなのが、支払いのタイミングです。発注や納品が期間内でも、支払いが期間を過ぎると、対象外になりかねません。クレジットカードで払う場合も、口座からの引き落とし日が、期間内に収まっている必要があります。年度末は工事や設備の依頼が立て込み、職人や納品の手配が遅れがちです。期間のぎりぎりに詰め込むと、間に合わないことがあります。早めに動くことです。
完了したら、30日以内に報告
事業が終わったら、実績報告書を提出します。これにも、締め切りがあります。多くの制度で、事業の完了日から30日以内、あるいは定められた期限のいずれか早い日まで、とされています。
この締め切りは、思いのほか厳格です。遅れると、交付の決定そのものが取り消されることもあります。近ごろは、この期限の扱いが、いっそう厳しくなっている制度もあります。報告に必要な書類は、時間が経つと集めにくくなるものもありますから、事業を進めながら、その都度そろえておくことです。
補助金は、後払い ― 立替資金を忘れない
もう一つ、お金の面で、とても大事なことがあります。補助金は、後払いです。
補助率が2分の1だとしても、まずは全額を用意しておく必要があります。数千万円の投資なら、その立替も、相当な額です。ここを見落とすと、補助金が出る前に、資金繰りが行き詰まりかねません。入金までのつなぎをどうするか、つなぎの融資を使うかどうかも含めて、最初にお金の計画を立てておくことが欠かせません。
だから、最初に時間とお金の計画を引く
ここまで見てきたように、補助金には、発注のタイミング、支払いの期限、報告の締め切り、そして後払いという、いくつもの時間とお金の決まりがあります。これらを、事業を始めてから知るのでは、遅すぎます。
大切なのは、いちばん最初に、逆算して計画を引いておくことです。いつ交付決定が出て、いつまでに発注し、いつ支払い、いつ報告するか。その間、いくらを、いつまで立て替えるか。この時間とお金の道筋を、事業の前に描いておけば、あわてずに進められます。
私どもは、特定の業者と利害関係を持たない立場で、こうしたスケジュールと資金の計画づくりから、採択後の実務まで、推進役としてお手伝いします。とくに、立替資金の見通しや、相談先の選定は、早いうちに整えておくことをお勧めします。
さいごに
いかがだったでしょうか。補助金は、採択がゴールではなく、決められた時間とお金の流れのなかで進めていくものです。交付決定の前に動かない。期間内に支払いまで終える。完了したら速やかに報告する。そして、後払いの立替に備える。この四つを押さえておけば、大きなつまずきは避けられます。
弊社アルファコンサルティングでは、補助金の申請から、スケジュールと資金の計画、採択後の実務まで、推進役としてお手伝いしています。最初に道筋を引いておくことで、安心して事業に集中していただけます。
補助金の活用について、初回のご相談は無料です。どうぞお気軽にお問い合わせください。
描いた構想を、
ともに、かたちに。
こうしたい、こう変えたい——経営者が描いた構想を、ともにかたちにしていくのが弊社の役割です。数多くの経営に寄り添ってきた立場から、依頼者の望むかたちを、いちばんに考えます。
初回無料相談を申し込む初回相談無料 ・ 秘密厳守 ・ 全国対応

